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出血性ショック とは?出血性胃腸炎が原因の血便の時は注意!

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出血性胃腸炎と出血性ショックとの関係は?

 
出血性腸炎とは出血を伴う胃腸炎です。原因は様々です。突然血まじりの嘔吐やケチャップのような下痢を起こし、元気消失、食欲不振になります。パルボウイルス感染症や伝染性肝炎と症状が似ているので、類症鑑別が必要となります。原因に思い当たる情報がある場合には、すべて獣医師に伝えましょう。
 
出血性下痢により脱水になるので、輸液療法を行います。出血性下痢に加えて嘔吐が見られる場合には、食餌や飲水を制限します。嘔吐が見られなくなったら少しずつ水を与えたり、消化の良い食餌を与えて回復を待ちます。
 
以上の治療方法で回復する場合には出血性ショックの状態にまでは至らなかったということです。しかし、出血が著しく、急激に体内の血液量が減少し、臓器への血液供給量が減少してしまうとショック状態になります。出血性胃腸炎になったからといって必ず出血性ショックの状態になるとは限りませんが、急激な出血を伴う場合はショック状態に陥る可能性があるので、速やかに病院に行くことが大切です。
 
 

出血性ショックの原因

 
出血性ショックの原因には、外傷性出血、腹腔内出血、消化管内出血などがあります。出血性ショックは、臓器へ十分な血液供給が出来ないほど大量に出血した状態です。交通事故などにより大量に出血した場合(外傷性出血)、または外からの衝撃で腹腔内の臓器が破裂したり、腹腔内に存在した腫瘍が破裂して大量に出血した場合(腹腔内出血)、そして出血性胃腸炎のように消化管内に大量に出血した場合(消化管内出血)などが原因として考えられます。

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